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ねんきん定期便は紛失しても、再発行が可能


ねんきん定期便を捨ててしまった……再発行してもらう必要はある?
日本年金機構から毎年届くねんきん定期便を、開封せずに放置したり、いつのまにか紛失していたりする人は、意外と多いのではないでしょうか。

ねんきん定期便は紛失しても、再発行が可能です。ここでは、ねんきん定期便の概要や紛失時の再発行の方法、ねんきんネットを利用して年金記録を確認する方法を紹介します。年金定期便の紛失でお困りの方は、参考にしてください。
ねんきん定期便とは?

ねんきん定期便とは、毎年の誕生月に一人ひとりに届けられる年金記録を記載したはがきや封書です。日本年金機構が年金制度への理解を深めることなどを目的に、送付しています。

ねんきん定期便の形式と内容は、年齢によって異なります。

・節目の年:封書
35、45歳⇒全期間の情報と過去の加入実績に応じた年金額
59歳⇒全期間の情報と年金の受給見込額

・毎年(節目の年を除く):はがき
50歳未満⇒過去の加入実績に応じた年金額・50歳以上⇒年金の受給見込額

ねんきん定期便には保管の義務などはありませんが、年金の記録として次の定期便が届くまで保管するとよいでしょう。
ねんきん定期便を紛失したらどうする?

紛失したねんきん定期便は、再発行ができます。ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号に電話をかけて、再発行を申請しましょう。

・申請先:ねんきん定期便・ねんきんネット等専用ダイヤル
 0570-058-555
※ナビダイヤルのため所定の通話料が発生します。
※050で始まる番号から発信する場合は03-6700-1144(一般電話)

なお、再発行を申請してから手元に届くまでには、2ヶ月程度かかります。

■ねんきん定期便を紛失したままにしてもよい?
通常、ねんきん定期便の提示を求められることはほぼありません。そのため、そのまま次の年の分が届くまで待っても、特に問題はないでしょう。

ただし、外国籍の方が日本国籍の取得を申請する際に、年金の加入・納付状況を確認する書類として、必要となる場合があります。しかし、この場合も、一般的にはほかの書類で代用できるので、それほど心配はいりません。

どうしても必要な場合や、きちんと手元で管理したい場合にのみ、再発行を申請するとよいでしょう。

年金記録の確認には「ねんきんネット」が便利

手元にねんきん定期便がなくても、日本年金機構のWEBサービス「ねんきんネット」を利用すれば、パソコン・スマートフォンから年金記録を確認できます。ねんきんネットへの登録は、ねんきんネット特設サイトの「新規登録」ボタンより行いましょう。

ねんきんネットでは、ねんきん定期便と同じ内容をPDFファイルで閲覧・ダウンロードできる、電子版「ねんきん定期便」も利用可能です。なお、電子版を利用する場合は、はがき版「ねんきん定期便」の郵送停止ができます。日本年金機構は郵送費用削減およびペーパーレス化推進のために、電子版の利用を推奨しています。電子版なら紛失することもないため、利用を検討するとよいでしょう。

■年金関係の証明書の再交付申請もできる
 
ねんきんネットでは、電子版「ねんきん定期便」のダウンロードのほか、次のような年金関係書類の再交付申請ができます。

●社会保険料(国民年金保険料)控除証明書
●公的年金等の源泉徴収票
●年金額改定通知書
●年金振込通知書
●支給額変更通知書

発送までには1週間ほどの時間を要しますが、年金事務所の窓口に出向かずに手続きできるため、忙しくて時間が取れない場合などに便利です。
ねんきん定期便をなくしたら焦らず再発行を

ねんきん定期便を紛失した場合は、電話で再発行を申請できます。また、ねんきんネットに登録すれば、電子版の利用が可能です。紛失しても焦らず、落ち着いて手続きを行いましょう。ねんきん定期便は、なくて困る場面はそれほどないものの、老後の資金計画などに関わる大切な情報が記載されています。しっかりと管理して、資料として役立てましょう。